日本歴史地名大系 「額見町遺跡」の解説 額見町遺跡ぬかみまちいせき 石川県:小松市旧江沼郡地区額見村額見町遺跡[現在地名]小松市額見町小松市の西端部で柴山(しばやま)潟と木場(きば)潟のほぼ中間に位置し、南から延びる標高約三五メートルの台地北端部に立地する。前面は沖積地であり、北方約四キロで安宅(あたか)海岸に達する。遺跡は七世紀代から一〇世紀代にかけての集落跡で、工場敷地造成を原因として、平成七年(一九九五)から一二年にかけて小松市教育委員会が発掘調査を行った。検出遺跡は竪穴住居跡一一九棟・掘立柱建物跡三三〇棟・土坑四二四基・製炭炉七基・製鉄炉一二基・井戸跡三基・墓坑二二基などで、出土遺物には土師器・須恵器・土馬・紡錘車・土錘・鉄鏃・フイゴ羽口などがある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by