顔色を窺う(読み)ガンショクヲウカガウ

デジタル大辞泉 「顔色を窺う」の意味・読み・例文・類語

顔色がんしょくうかが・う

相手表情から心の動きを知ろうとする。相手のかおいろをみる。
「窃かに叔母の―・って見れば」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「顔色を窺う」の意味・読み・例文・類語

がんしょく【顔色】 を 窺(うかが)

相手の顔の様子によってその心の動きを知ろうとする。相手のきげんのよしあしを見る。かおいろを窺う。
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「窃(ひそ)かに叔母の顔色(ガンショク)を伺って見れば」

かおいろ【顔色】 を=窺(うかが)う[=見(み)る・=読(よ)む]

相手の顔の様子によってその心の動きを察する。
※浄瑠璃・心中万年草(1710)中「不審そふ成かほ色を九兵衛見て取」

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