顔見世銀(読み)カオミセギン

デジタル大辞泉 「顔見世銀」の意味・読み・例文・類語

かおみせ‐ぎん〔かほみせ‐〕【顔見世銀】

江戸時代、主に大坂両替屋が新規に開業するとき、仲間の取り締まりである十人両替に納付した祝儀銀。

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精選版 日本国語大辞典 「顔見世銀」の意味・読み・例文・類語

かおみせ‐ぎんかほみせ‥【顔見世銀】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、町内加入または株仲間に加入など、ある団体に新規に加入する際の挨拶料。祝儀銀。
    1. [初出の実例]「親類より譲請被申仁是迄祝儀之外、顔見世銀として、礼銀二枚に相極候事」(出典:浜方定式留(1756))

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