願い下げる(読み)ねがいさげる

精選版 日本国語大辞典 「願い下げる」の意味・読み・例文・類語

ねがい‐さ・げるねがひ‥【願下】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ねがひさ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. いったん願い出たことや訴えたことを取り消してもらう。
    1. [初出の実例]「示談で願下(ネゲヱサゲ)るには金子(かね)と転ぶより外仕様がねヱんで」(出典:老車夫(1898)〈内田魯庵〉)
  3. 願い出て下げ渡してもらう。
    1. [初出の実例]「其(その)遊郭を願ひ下(サゲ)ましたるのは諸君(みなさま)も予(かね)御存じの庄司甚内」(出典:落語小夜千鳥(1892)〈禽語楼小さん〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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