がん【願】 に 懸(か)ける
- ① いつも心にかける。
- [初出の実例]「やすいこと願にかけてん二王殿わらぢは二そく三もんのまへ」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)一〇)
- ② いつも、きまってする。「がんにかけて」の形で、きまって、間違いなくの意を表わす。
- [初出の実例]「ヱヱこの畜生めは、願(グヮン)にかけておらが所の裏口に寝てゐらア」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814))
- ③ =がん(願)を懸ける
- [初出の実例]「八けなことをぐゎんにかけ、大師さまのおみくじも末吉さ」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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