願随寺(読み)がんずいじ

日本歴史地名大系 「願随寺」の解説

願随寺
がんずいじ

[現在地名]碧南市鷲塚町

南松山と号し、浄土真宗本願寺派本尊は二体の阿弥陀如来。寺伝によると、もと天台宗、文暦二年(一二三五)親鸞の弟子信浄を開基として三州本宗ほんしゆう寺と号したが、貞永元年(一二三二)蓮如から鷲塚わしづか御坊の寺号を受けたという。三河一向一揆に際し、一揆方にくみしたため永禄一〇年(一五六七)御坊を焼失したが、天正一〇年(一五八二)再興した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android