六訂版 家庭医学大全科 「類乾癬」の解説
類乾癬
るいかんせん
Parapsoriasis
(皮膚の病気)
どんな病気か
類乾癬とは、(
原因はいまだはっきりとしていません。
症状の現れ方
発疹の大きさにより、
滴状類乾癬は、径1㎝程度の紅い発疹で、やや盛り上がったものもあり、表面がガサガサして
局面状類乾癬は、径5㎝くらいの滴状より大きな発疹です。発疹が大型で皮膚の萎縮がある場合は、悪性リンパ腫(
検査と診断
乾癬の場合と同じように、診断は特徴的な発疹とその分布、経過から判断します。乾癬やジベルバラ色粃糠疹(いろひこうしん)と区別が必要です。局面状類乾癬では悪性かどうかを判断するために、発疹の一部を切って顕微鏡で調べる組織検査を行います。
治療の方法
外用薬にはステロイド薬が多く用いられています。治りにくい場合には、光線療法(PUVA療法)も行います。
病気に気づいたらどうする
皮膚科専門医のいる医療機関を受診し、診断と治療を受けたほうがよいでしょう。重症の場合には入院治療を行うこともあります。
関連項目
金子 栄
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報