顫動(読み)センドウ

精選版 日本国語大辞典 「顫動」の意味・読み・例文・類語

せん‐どう【顫動・戦動】

  1. 〘 名詞 〙 こきざみにふるえ動くこと。
    1. [初出の実例]「凡そ音たるものは atmospheric (大気の) vibration (戦動) or sound とて、大気の関係に依て生ずるものなり」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二(物理上学))
    2. 「一一の詞に応じて、一一の表情筋の顫動(センドウ)が現れる」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外〉一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「顫動」の読み・字形・画数・意味

【顫動】せんどう

ふるわす。〔歴代名画記、八、隋〕(孫尚子)善く戰筆(せんぴつ)の體を爲し、甚だ氣力り。衣手足、木、顫動せざる(な)し。

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