風並(読み)カザナミ

デジタル大辞泉 「風並」の意味・読み・例文・類語

かざ‐なみ【風並(み)】

風向き。風の吹く方向
「―ハイカガ」〈和英語林集成
物事のなりゆき。
先刻よりの過言今さら後悔こうけいいたすと―直れば両人は蘇生した心地して」〈滑・八笑人・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風並」の意味・読み・例文・類語

かざ‐なみ【風並】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風の吹く方向。かざむき。風向(ふうこう)
    1. [初出の実例]「四季共に申酉の日、大方、風並潮替りの節替」(出典:河羨録(1743頃か)中)
  3. 物事のなりゆき。形勢。かざむき。
    1. [初出の実例]「風(カサ)なみをみる。両途の間に徘徊して時を待を云」(出典諺苑(1797))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android