風山(読み)びようぶさん

日本歴史地名大系 「風山」の解説

風山
びようぶさん

鳴沢なるさわ川から北へ、七里長浜しちりながはまに沿って十三じゆうさん湖に至る南北約三〇キロ、東西約三―五キロの大砂丘地。そのなかに標高七八・六メートルの往古之木嶺おこのきながれと五七・一メートルの天皇てんのう山がある。低地には湿地平滝ひらたき沼・大滝おおたき沼などの沼が点在し、平野との接点に多くの溜池が存在する。

四代藩主津軽信政が新田開発政策の一環として、天和二年(一六八二)から植林を始めた(津軽信政公事績)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報