コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

飛神明 とびしんめい

1件 の用語解説(飛神明の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

とびしんめい【飛神明】

伊勢神宮の神霊が影向(ようごう)し神社としてまつられたもの。その神社は今神明と呼ばれることが多かった。初見は1407年(応永14)2月の若狭白椿上谷に影向があり,10年に今神明と称されたものである(《今富名領主代々次第》)。山城宇治の神明は,狂言《今神明》に〈神明の飛ばせられ〉とあり,影向であった。神宮は洛中洛外のこうした神宮の勧請(かんじよう)を禁止するよう38年(永享10)に解状を提出している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の飛神明の言及

【神明社】より

…伊勢神宮の神領(神戸(かんべ),御厨)の設定された地に天照大神の分霊を迎えて神明社が創建される例は,鎌倉時代に見えはじめ,早いものとしては1186年(文治2)鎌倉甘縄(あまなわ)の神明社が源頼朝によって修理を加えられて,〈伊勢別宮〉とされていた事例がある(《吾妻鏡》)。伊勢信仰の発展とともに,この風は神戸,御厨以外の地でもしきりに発生し,ことに南北朝期以後,今(いま)神明とか飛(とび)神明とかよんで,伊勢内外宮の神が各地に迎えられてまつられることがあいついだ。京都近くの宇治神明社は1416年(応永23)ころから皇族や公卿,禅僧の日記に頻出するようになるが,狂言《今神明》にも〈宇治へ神明の飛ばせられた〉とある。…

※「飛神明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

飛神明の関連キーワード皇大神宮社号神宮大宮司豊受大神宮伊勢の御田植影向宮掌神宮教神宮大麻

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone