飛脚問屋跡(読み)ひきやくどんやあと

日本歴史地名大系 「飛脚問屋跡」の解説

飛脚問屋跡
ひきやくどんやあと

[現在地名]中区錦二丁目

寛文五年(一六六五)二月に始まり、名古屋と江戸間の書状物品の定期輸送に従事した(編年大略)。毎月二日、七日、一二日、一七日、二二日、二七日を定日とし、前日の戌刻まで委託を受付け、江戸は四谷よつや外堀の太田屋与八方へ届け、配達した(蓬州旧勝録)東海道を利用すれば七日で到着したが、三月から九月までの河川出水期には中山道経由のため、八日を費した(大御目付衆御目付衆御触留)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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