飛騨一位一刀彫(一位一刀彫)(読み)ひだいちいいっとうぼり(いちいいっとうぼり)

事典 日本の地域ブランド・名産品 の解説

飛騨一位一刀彫(一位一刀彫)[木工]
ひだいちいいっとうぼり(いちいいっとうぼり)

東海地方岐阜県の地域ブランド。
一位の木を用いて飛騨で製作される木製彫刻。江戸時代末期、松田亮長が一位材を用い、彩色をほどこさない木目を生かした独自の彫刻を完成させたことが始まりという。以来一刀彫は飛騨を代表する伝統工芸品として発展した。樹齢300年〜500年の貴重な一位材から吟味して彫刻する。1975(昭和50)年5月、一位一刀彫として通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2006(平成18)年12月、飛騨一位一刀彫として特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5006764号。地域団体商標の権利者は、飛騨一位一刀彫協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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