最新 地学事典 「飛驒外縁帯」の解説
ひだがいえんたい
飛驒外縁帯
Hida Gaien Belt
オルドビス~ペルム系浅海成層を主とする地層群とその変成相が,断層もしくは剪断帯で寸断されて狭長に分布する地質体。飛驒─隠岐帯と三郡─蓮華帯の間に位置し,白馬岳から槍ヶ岳,岐阜県高山市を通り,福井県大野市に至る。模式地は高山市。古生界はその層序により,一重ヶ根タイプ,福地タイプ,森部タイプに区分される。構造の成因について飛騨ナップ説や,中生代の横ずれ説が提唱されている。亀井節夫(1955)命名。その後にいくつかの定義が提案されたが,束田和弘ほか(2004)がそれらを整理して再定義。参考文献:束田和弘ほか(2004) 地質雑,Vol.110:640
執筆者:束田 和弘
参照項目:日本列島とその周辺の地体構造区分
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

