食上(読み)くいあげ

精選版 日本国語大辞典 「食上」の意味・読み・例文・類語

くい‐あげくひ‥【食上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 扶持米(ふちまい)を取りあげられること。また、その結果、食べること、生活していくことができなくなること。転じて、失職して生活の手段を失うことの意にも用いる。くいあがり。
    1. [初出の実例]「おっかさまのお留守に、けがでもさせ申すと、それこそ扶持の食上(クヒアゲ)だ」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)
  3. 食べる量を増すこと。特に、正月雑煮に入れて食う餠の数を、日ごとに増やしていくこと。〔風俗画報‐二二四号(1901)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 扶持 名詞 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む