食散(読み)くいちらし

精選版 日本国語大辞典 「食散」の意味・読み・例文・類語

くい‐ちらしくひ‥【食散】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 食べてそのあとを散らかすこと。あれこれ少しずつ食べて、残すこと。また、その食べ物。
    1. [初出の実例]「竹川はここの喰ちらしをとり納め」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)初)
  3. ② あれこれと、いろいろな事に手をつけること。方々の異性に手を出すこと。
    1. [初出の実例]「『おれがのは、沙汰なしだよ』『金さん久しいもんだ。又くひちらしかへ』」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)一座)
    2. 「その千次郎といふ男は、〈略〉無暗に食(ク)ひ散(チラ)しをするやうな浮気者ぢゃあるめえね」(出典:半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉帯取の池)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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