飯倉町六丁目(読み)いいぐらまちろくちようめ

日本歴史地名大系 「飯倉町六丁目」の解説

飯倉町六丁目
いいぐらまちろくちようめ

[現在地名]港区麻布台あざぶだい一―二丁目

飯倉町二丁目・同三丁目の西側に続いて麻布丘陵の頂部へ向かう往還沿いにある年貢町屋。東が田安家奥詰藤井邸・書物奉行支配同心木本邸など、西が豊後臼杵藩稲葉家下屋敷・陸奥三春藩秋田家下屋敷、南が能役者金剛邸・一乗いちじよう寺など。一―五丁目に遅れて開発された街区と考えられる。また、徳川家康入部後一丁目の丁字路が北上から右折して江戸城へ向かう通路となるまでは、左折して西へ向かう主要往還にあたっていたと想像される。二本榎からえのき坂、さらに現赤坂一丁目の榎坂を結ぶ通路も想定できる。町内間数小間一〇八間余。南側が東西表田舎間三四間・裏幅同四六間余、南北は奥行が東方一三間・西方一二間余、北側は東西表田舎間三六間余・裏幅三一間余、南北は奥行が東方四間余・西方八間余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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