飯野川(読み)いいのがわ

日本歴史地名大系 「飯野川」の解説

飯野川
いいのがわ

猿投さなげ山の北の戸越とごし峠を水源とする折平おりだいら川と大釜山を水源とする西平川が上渡合かみどあいの西で合流し、下流北一色きたいしき川・はざま川・深見ふかみ川と合流して矢作川に注ぐ。全長一〇キロ。飯野川に架かる小右衛門橋は、明和四年(一七六七)の山津波で一家全滅した小右衛門家にちなんで名付けられた(林宗寺過去帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「飯野川」の意味・わかりやすい解説

飯野川
いいのがわ

宮城県北東部、石巻市(いしのまきし)の中心部にある一地区。新北上川が追波(おっぱ)川となって東流する地域左岸に位置する。河川交通時代には水陸の連絡地として繁栄した。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の飯野川の言及

【河北[町]】より

…町域の西境には旧北上川が流れ,西部には低地が広がる。中心集落の飯野川は新北上川が〈くの字〉に屈曲する北側に位置し,近世に六斎市が開かれた市場町で,明治~大正期には桃生郡の郡役所が置かれた。産業の中心は農業で,米作が主体。…

※「飯野川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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