水陸(読み)スイリク

精選版 日本国語大辞典 「水陸」の意味・読み・例文・類語

すい‐りく【水陸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水と陸。水上と陸上。また、水路と陸路。すいろく。
    1. [初出の実例]「以水陸之便都茲邑」(出典続日本紀‐延暦六年(787)一〇月丁亥)
    2. 「江山水陸の風光数を尽して、今象潟に方寸を責(せむ)」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)象潟)
    3. [その他の文献]〔魏志‐王基伝〕
  3. すいりくえ(水陸会)

すい‐ろく【水陸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ろく」は「陸」の呉音 )
  2. すいりく(水陸)
    1. [初出の実例]「摂津国辺まで引退、水陸(ロク)の敵を一処に待請、帝都を後に当て、合戦を致すべく候」(出典:太平記(14C後)一六)
  3. すいろくえ(水陸会)
    1. [初出の実例]「今日向上庵水陸、辞而不赴」(出典:蔗軒日録‐文明一八年(1486)七月一三日)

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普及版 字通 「水陸」の読み・字形・画数・意味

【水陸】すいりく

水と陸。宋・周敦頤〔愛蓮の説〕水陸木の、愛すべき甚だ(おほ)し。晉の陶淵、獨りを愛す。

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