飼所村(読み)かいどこむら

日本歴史地名大系 「飼所村」の解説

飼所村
かいどこむら

[現在地名]上県町飼所かいどころ

仁田にた三ヵ村の一村で、樫滝かしたけ村の南に位置する。飼所かいどころ川が流れる。中世伊奈いな郡のうちで、文明一三年(一四八一)一一月一〇日の宗貞国充行状(馬廻判物帳)に「伊那之郡にたの村、かい所」とみえ、仁田村のうちの当地の畠が古河治部少輔に給分として宛行われている。「郡方毎日記」寛永一五年(一六三八)条に「かい所」とみえる。万治三年(一六六〇)検地帳では仁田飼所村は欠本であるが、貞享三年(一六八六)の神社誌には伊奈郡加伊所村とみえる。元禄一六年(一七〇三)の対州郷村帳では伊奈郷飼所村として田畑木庭物成五四石余、家数三五・寺一、人数一九二・給人三・公役人二二・肝入二・猟師二〇、牛九・馬一三で、寺は禅宗妙福みようふく寺、ほかに東泉とうせん(現廃寺)がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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