あん‐ぺい【餡平】
- 〘 名詞 〙
- ① はんぺんの一種。すりつぶした鱧(はも)の肉などに米の粉、ヤマノイモなどを加えて蒸した、やわらかく白い食品。葛餡(くずあん)をかけてたべるので、餡をかけた半平(はんぺん)の意という。あんぺん。
- [初出の実例]「精進上にきっさりと、皮鱛(かはなます)とあんぺいにせうかいのう嚊」(出典:浄瑠璃・新うすゆき物語(1741)中)
- ② 麺類(めんるい)の一つ。うどんの上にかまぼこ、椎茸(しいたけ)の類をのせ、葛醤油(くずしょうゆ)をかけたもの。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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