館山館跡(読み)たてやまたてあと

日本歴史地名大系 「館山館跡」の解説

館山館跡
たてやまたてあと

[現在地名]津山町柳津 宮下

北上川左岸、柳津やないづ大橋東端にあり、大土おおど山から北西に延びる丘陵上にある。館跡の西下を国道四五号が南北に走る。「柳津村安永風土記」は高森たかもり館とし、本丸・二の丸・三の丸に分けて高さ・広さを記し、館主は黒木紀伊守で、その後は葛西氏家臣の千葉太郎左衛門であったとする。葛西氏滅亡後、千葉太郎左衛門は帰農し村内橋本屋敷に住んだ。館の遺構はほぼ北西から南東へ連なる四つの平場と、それを取巻く小さな平場・土塁・段状遺構などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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