首っ引き(読み)クビッピキ

デジタル大辞泉 「首っ引き」の意味・読み・例文・類語

くびっ‐ぴき【首っ引き/×頸っ引き】

《「くびひき」の音変化》
あるものと向き合って、それから離れずに物事を行うこと。「辞書と―で原書を読む」
首引き」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「首っ引き」の意味・読み・例文・類語

くびっ‐ぴき【首引・頸引】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くびひき(首引)」の変化した語 )
  2. くびひき(首引)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「首引(くびッぴキ)八瀬の男はへいこうし」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)義四)
  3. ずっと、ある一つの物と対して、それを放さないでいること。くびひき。
    1. [初出の実例]「その代りには酒と首っ引き、どんな強い上戸でも、へこむのぢゃアねえ」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)二番目)
    2. 「字引と頸っ引で」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)

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