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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…山体の大部分は古生層からなるが,南部は花コウ岩のため浸食がすすんで低山化し,ここを京都と近江盆地を結ぶ古い交通路の志賀越,山中越が通っている。 登山路としては東麓の大津市坂本から延暦寺東塔の根本中堂に至る本坂が最も重要で,京都側からは白川道,雲母坂(きららざか)道などがおもに利用されたが,昭和初年に坂本から根本中堂付近まで,および西麓の京都市左京区八瀬(やせ)から四明岳付近まで,それぞれケーブルカーが敷設されたため,それまでの登山路はすたれた。1958年山中越を経由して根本中堂から四明岳に通じる比叡山ドライブウェーが開通し,山頂一帯は観光・レクリエーション地域に変貌した。…
…京都北方の八瀬里(現,京都市左京区八瀬)の住民の古称。八瀬里は京都から大原,朽木を経て若狭,越前に通ずる街道筋にあり,比叡山延暦寺の京都側からの登山口で,11世紀には延暦寺青蓮院(しようれんいん)門跡領の荘園だった。…
※「八瀬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...