首切螽蟖（読み）クビキリギス

デジタル大辞泉

くびきり‐ぎす【首切螽^＝蟖】

キリギリス科の昆虫。体は細長く、緑色または黄褐色。頭部は円錐形。成虫で越冬し、初夏、雄はジーと連続して鳴く。名は、食いつくとなかなか離れず、無理に引っ張ると首がちぎれることによる。北海道を除く各地にみられる。くびきり。くびきりばった。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

くびきり‐ぎりす【首切螽蟖】

1. 〘 名詞 〙 バッタ（直翅）目キリギリス科の昆虫。全長五～七センチメートル。体色はふつう緑色または淡褐色、暖地では赤桃色のものも現われる。頭部が円錐形に突き出ており、口の部分は赤みを帯びる。五月ごろから草むらでジーと続けて鳴く。成虫で越冬。かみつくとなかなか離れず、ひっぱると、その頸(くび)の方がちぎれてしまうところからこの名がある。関東地方以西に分布。あかくち。くびきりばった。くびきり。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

首切螽蟖 (クビキリギス)

学名：Euconocephalus thunbergi
動物。キリギリス科の昆虫

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」