デジタル大辞泉 「首振り芝居」の意味・読み・例文・類語 くびふり‐しばい〔‐しばゐ〕【首振り芝居】 京坂で起こった歌舞伎の一様式。義太夫狂言を、せりふを言わず、浄瑠璃に合わせて身振りだけで演じるもの。天明(1781~1789)ごろから明治期まで、主にちんこ芝居で行われた。身振り狂言。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「首振り芝居」の意味・読み・例文・類語 くびふり‐しばい‥しぱゐ【首振芝居】 〘 名詞 〙 京坂地方にあった歌舞伎の一様式。歌舞伎俳優を養成するためのものとして、一〇歳前後の子どもが義太夫節に合わせ、せりふは言わないで身振りだけを行なったもの。子どもあやつり。ちんこ芝居。くびふり。〔随筆・摂陽奇観(1833)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の首振り芝居の言及 【子供歌舞伎】より …からくり人形の竹田芝居が,からくりの前芸または間狂言として江戸中期に始めたもので大坂で流行した。ちんこ芝居,首振り芝居,身振り狂言などともいい,多くは浄瑠璃につれて無言で身振りや表情をみせた。人形芝居の形式を歌舞伎が継承し,明治中期に初世中村吉右衛門,初世中村又五郎らを中心とした子供芝居が流行,これは役者養成の役割も果たした。… ※「首振り芝居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by