香り米(読み)かおりまい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「香り米」の意味・わかりやすい解説

香り米
かおりまい

在来稲種で,炊くと匂いのある系統のもの。古くは神饌米や祭礼などに使用されていた。少量混ぜて炊くとよい香りとなるところから,特殊用途 (混米など) に山間の低収地帯で栽培されているが,草丈が高く,収量が低いために稲作の主要品種にはならない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android