香寄合

山川 日本史小辞典 改訂新版 「香寄合」の解説

香寄合
こうよりあい

香会(こうえ)とも。香を賞翫する遊びは中世以降さまざまな形式が編み出され,しばしば賭物や贅を尽くした飲食をともなう遊戯として,また古典教養を示す機会として広く流行。香1種をたいて楽しむ一炷聞(いっちゅうぎき),出席者各自が用意して順次出香する炷継(たきつぎ)香のほか,高度に洗練された香合(こうあわせ)や組香も行われた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android