香棚(読み)こうだな

精選版 日本国語大辞典 「香棚」の意味・読み・例文・類語

こう‐だなカウ‥【香棚】

  1. 〘 名詞 〙 香道で、香をたくときに使う香炉(こうろ)香匙(こうさじ)、火筯(こじ)などの香道具を置き、飾る棚。上棚、中棚、下棚の三種がある。上棚は、床の正面に飾るので正面棚ともいい、また、引き違いの襖(ふすま)四季の絵を描くのを法式とするので四季棚ともいう。中棚は、志野流の二世宗温の考案によって、志野棚ともいい、下棚は、宗温の高弟紹鴎が茶方に用い始めたことによって紹鴎棚ともいう。〔香道千代の秋(1733)〕

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世界大百科事典(旧版)内の香棚の言及

【香道具】より

…墨と朱の硯,筆が入っている。(17)香棚 十種香箱や乱箱,硯箱などを飾っておく棚で数種類ある。 このほか香木を入れておく沈香箱や名香袋,葉入,香炭団入,火末(焚殻)入などの道具がある。…

※「香棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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