香西浦(読み)こうざいうら

日本歴史地名大系 「香西浦」の解説

香西浦
こうざいうら

[現在地名]高松市香西本町・香西北町など

笠居かさい村の北東部に位置し、東は本津ほんづ川の河口、北は瀬戸内海に面する。「万葉集」巻一に収める長歌「霞立つ 長き春日(中略)網の浦の 海処女らが やく塩の(下略)(軍王)網浦あみのうらを当地とする説がある。歌枕で、「新勅撰集」に「浪風ものどかなる世のはるにあひてあみのうらびとたたぬ日ぞなき」(正三位家隆)が載る。「翁嫗夜話」に「葛西郡香西氏之治ムル所、今ニ到リ一都会也。富商大賈、舟人漁夫之ニ居ス、又寺観多シ。船七十艘、穀二千百八十三石ヲ載ス」とあり、漁業や海運業で栄えていた。「一ニ香西二ニ鴨部カ善遂テ成マイ志度カ善ト」とうたわれる(南海通記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む