香辛料植物(読み)こうしんりょうしょくぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「香辛料植物」の意味・わかりやすい解説

香辛料植物
こうしんりょうしょくぶつ

香辛料の材料となる植物。植物体を生のまま用いることもあるが,多くは乾燥したり,粉末にしたり,あるいは化学的に抽出,精製して用いる。利用する部位別にまとめると次のようになる。 (1) 根や地下茎からとるもの ショウガワサビウコンアサツキ,ニンニク。 (2) 樹皮からとるもの ニッケイ類。 (3) 葉からとるもの シソハッカ,ゲッケイジュ,パセリ,サンショウ。 (4) 花からとるもの チョウジジャスミン。 (5) 果実からとるもの トウガラシコショウ,バニラ,ウイキョウ,ユズ。 (6) 種子からとるもの カラシナ,ニクズク。

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