馬櫛(読み)うまぐし

精選版 日本国語大辞典 「馬櫛」の意味・読み・例文・類語

うま‐ぐし【馬櫛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬のあかをすきとるのに用いるくしうまはたけ。垢取(あかとり)
    1. [初出の実例]「春秋馬梳(ムマグシ)及び馬鞭(むまのむち)を献る」(出典日本書紀(720)神功摂政前(北野本訓))
  3. 図柄。また、それを描いた小旗
    1. [初出の実例]「黒地に白馬櫛の指物を出羽の羽黒山へ納められ候」(出典:伊達日記(1600頃か)上)

ま‐ぐし【馬櫛】

  1. 〘 名詞 〙 馬の毛をすくのに用いるくし。うまはたけ。うまぐし。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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