馬水村(読み)まみずむら

日本歴史地名大系 「馬水村」の解説

馬水村
まみずむら

[現在地名]益城町馬水

東は安永やすなが村、西は惣領そうりよう村に接し、村の中央部を鉄砂てつさ川が流れる。慶長国絵図に村名がみえ、近世は沼山津手永に属した。正保郷帳では田三二七石四斗余・畑三八四石三斗余。鉄砂川には砂鉄が多く堆積しているが、文政一二年(一八二九)には藩が鋳造を行った(熊本藩年表稿)。文化八年(一八一一)の沼山津手永略手鑑では高九七四石二斗余、田二五町八反三畝余・畑四九町七畝余で、揚酒本手・大工札・左官・家根葺札各一がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android