ことわざを知る辞典 「馬鹿な子ほど可愛い」の解説
馬鹿な子ほど可愛い
[使用例] 算術が出来なくて、しょっちゅう彼をてこずらす劣等生なぞは、馬鹿な子ほど可愛い、という譬えのように、一層いじらしく感ぜられた[山本有三*波|1928]
[解説] できない子や、手のかかる子ほど、親としての愛情を呼び覚まさせることをいいます。「親の欲目」が、盲目的な親の愛情を批判するのに対し、このことわざは親の子に対する愛情の深さを肯定的に評価する意味合いが強くなっています。また、親のみならず教師など子や目下の者を庇護する立場にある者についていうこともあります。
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