駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳)(読み)こまがたけ

日本歴史地名大系 「駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳)」の解説

駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳)
こまがたけ

赤石あかいし山脈(南アルプス)北部の長野・山梨両県の境にあり、標高二九六六メートル。

文化一四年(一八一七)調製の木師御林山絵図(「黒河内史料」上伊那誌)によると白崩はくほう岳と駒ヶ岳の名が併記されているが、文化九年成立の「伊那志略」の入谷いりのやの部に「白崩嶽 在黒河内、甲信之境也、甲斐称駒嶽是也、甲斐名勝志曰、上有巌数千仞、迂回至絶頂、則平坦十余歩、安措石仏観音」とあり、伊那では白崩岳、甲斐では駒ヶ岳とよんだ。また「長野県町村誌」の長谷村の山の部に、「赤河原岳 大いに嶮岨にて、高さ六百八十四丈、(中略)村の辰の方にあり。東南は甲斐国岳に連る。(中略)村より左へ折れ、黒川谷を経て、赤河原より上る」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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