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南アルプス国立公園 みなみアルプスこくりつこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南アルプス国立公園
みなみアルプスこくりつこうえん

山梨,長野,静岡の3県にまたがる赤石山脈 (南アルプス) の主要部を占める国立公園。面積 357.52km2。 1964年指定。北は鋸山 (2607m) ,南は光 (てかり) 岳 (2592m) までで約 50km,東西約 15km。日本第2の高峰白根山北岳 (3192m) をはじめ,塩見岳荒川岳聖岳など 3000m級の高峰が連なる。特に鳳凰三山白根三山甲斐駒ヶ岳 (2967m) などの山容は豪快である。山腹にはツガ,モミ,トウヒなどの原生林があり,ハイマツチョウノスケソウなどの高山植物カモシカライチョウなどの動物がみられる。赤石岳 (3121m) や仙丈ヶ岳 (3033m) には圏谷 (カール) がある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

南アルプス国立公園

静岡、長野、山梨の3県にまたがり、東西15キロ、南北50キロ、総面積3万5千ヘクタール。赤石山系、白根山系、甲斐駒鳳凰山系からなり、国内2位の高峰北岳など3千メートル級の高峰が連なる。1964年6月1日、23番目の国立公園に指定された。

(2014-06-02 朝日新聞 朝刊 静岡 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

南アルプス国立公園【みなみアルプスこくりつこうえん】

山梨・長野・静岡3県にまたがる山岳国立公園。面積357.52km2。1964年指定。赤石山脈北端の鋸(のこぎり)岳から南端の光岳(てかりだけ)までの山脈主要部と,北東部の鳳凰山(ほうおうざん)を含み,駒ヶ岳仙丈ヶ岳北岳間ノ岳(あいのだけ),農鳥岳(のうとりだけ),塩見岳赤石岳聖岳など標高3000m内外の高峰がそびえる。
→関連項目荒川岳静岡[県]白州[町]早川[町]本川根[町]南アルプス[市]

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大辞林 第三版の解説

みなみアルプスこくりつこうえん【南アルプス国立公園】

長野・山梨・静岡三県にまたがる山岳公園。赤石山脈の主要部を占め、北は鋸岳から南は光岳てかりだけまで南北約50キロメートル。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県(山梨県・静岡県)〕南アルプス国立公園(みなみアルプスこくりつこうえん)


長野・山梨・静岡の3県にまたがる山岳国立公園。赤石(あかいし)山脈(南アルプス)の主要部分からなる。面積3万5752ha。1964年(昭和39)指定。フォッサマグナ(大地溝帯の糸魚川-静岡構造線)の西縁南部に位置する日本屈指の構造山地。氷河の名残であるカール(圏谷(けんこく))が発達。原生林におおわれ、キタダケソウ・チョウノスケソウなど約200種の高山植物が群生。カモシカ、ライチョウやチョウ類など動物相も豊富。飛騨(ひだ)山脈(北アルプス)とともに日本の本格的登山の中心地

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南アルプス国立公園
みなみあるぷすこくりつこうえん

山梨、長野、静岡の3県にまたがる山岳を主とした国立公園。1964年(昭和39)指定、76年大井川源流部を削除。面積357.52平方キロメートル。日本アルプスの一つとして北アルプスと並び称せられるアルピニストのメッカとして名高い。赤石(あかいし)山脈がその主要部を占め、北は鋸山(のこぎりやま)(2685メートル)から南は光(てかり)岳(2592メートル)まで南北約60キロメートルに及ぶ。その間に富士山に次ぐ高峰北岳(3193メートル)をはじめ仙丈(せんじょう)ヶ岳(3033メートル)、塩見岳(3047メートル)、荒川岳(3141メートル)、赤石岳(3121メートル)、聖(ひじり)岳(3013メートル)など3000メートルを超す高峰が並び、また北東部に支脈をなす鳳凰(ほうおう)三山(最高2841メートル)も含まれる。北アルプスより南に位置するため森林限界が高く、野呂(のろ)川、大井川の峡谷部から稜線(りょうせん)近くまで原生林が密生しており、その上部にかつての氷河の名残(なごり)であるカール(圏谷)をもった山稜がそびえており、ライチョウ、カモシカなどの特別天然記念物も多く、高山植物のチョウノスケソウもみられる。主要峰への登山は、以前は山が深く、山麓(さんろく)まで達するのが容易でなかったため、登山家に限られる傾向があったが、いまでは道路の整備も進み、場所によっては一般登山客の入山も可能になった。登山口は甲府盆地側からは夜叉神(やしゃじん)峠越え、韮崎(にらさき)から甲斐駒(かいこま)ヶ岳、鳳凰三山経由、伊那谷(いなだに)側からは三峰(みぶ)川沿いに北沢峠に至るコース、また小渋(こしぶ)川沿いに塩見岳、荒川岳に至るもの、静岡側は大井川上流部から聖岳、赤石岳に入る経路などがある。しかし、南アルプス林道の開通などで森林破壊や道路の崩壊をおこし、最近は自然や景勝美の保護が叫ばれるに至っている。[横田忠夫]

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世界大百科事典内の南アルプス国立公園の言及

【赤石山脈】より

…赤石山脈の標高は北東部にある北岳(3192m)で最高に達し,その北方と南方には標高3000mをこえる仙丈ヶ岳間(あい)ノ岳農鳥岳塩見岳荒川岳,赤石岳,聖岳などの高峰がある。この高山帯は,南方にある茶臼岳(2600m)や光(てかり)岳(2591m)付近などとともに南アルプス国立公園に指定されている。この公園域の南方にある山地の標高は,南南西に向かって低下し,掛川市の北部では600mに過ぎない。…

※「南アルプス国立公園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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