駒ヶ根高原
こまがねこうげん
長野県南部、木曽(きそ)山脈の主峰駒ヶ岳(2956メートル)への伊那谷側の登山口周辺に広がる標高800メートル前後の高原。伊那盆地(いなぼんち)最大の高原で、大沼湖や駒ヶ池などの人造湖や別荘、旅館などがあり、中央を大田切(おおたぎり)川が流れている。この高原が開けたのは、駒ヶ岳に隣接する標高2600メートルの千畳敷(せんじょうじき)カールまでのロープウェーの基地であることと、名刹(めいさつ)光前寺(こうぜんじ)のあることによる。また、民家で国指定重要文化財の竹村家も保存展示されている。駒ヶ根駅からバス15分。
[小林寛義]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の駒ヶ根高原の言及
【駒ヶ根[市]】より
…JR飯田線,中央自動車道が通じ,木曾山脈の主峰駒ヶ岳の登山基地となっており,山麓のしらび平から山頂近くの千畳敷カールまでロープウェーが通じる。駒ヶ根高原と呼ばれる木曾山脈の山麓には,池泉回遊式庭園をもち,平安時代創建と伝えられる光前寺や冬季はスケートリンクになる駒ヶ池などがあり,別荘地も開発されている。【市川 健夫】。…
※「駒ヶ根高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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