駒込追分町(読み)こまごめおいわけまち

日本歴史地名大系 「駒込追分町」の解説

駒込追分町
こまごめおいわけまち

[現在地名]文京区向丘むこうがおか一―二丁目

日光御成道に面した両側町の拝領町屋。東は駒込片こまごめかた町・西教さいきよう寺ほか、西は駒込九軒こまごめくけん屋敷、大久保雄之助ほか武家拝領屋敷、南は駒込片町ほか、北は大番与力同心大縄地。元和四年(一六一八)に小人中間四八人が拝領し、拝領町屋となった。町名は日光御成道と中山道が当地で分岐したことによる。町域は南北三町三一間余・東西六六間で、総坪数は六千八四一坪。役負担は公役で、九人役三両二歩・銀六匁を上納した。文政一〇年(一八二七)の家数二四一、うち家守二五・地借一二・店借二〇四であった(文政町方書上)。職種については幕末の諸問屋名前帳・八品商名前帳で脇店八ヵ所米屋一名・舂米屋三名・地廻り酒問屋一名・薪炭仲買三名・両替屋一名・紺屋一名・地掛蝋燭屋一名・古道具屋八名・古着屋一名・古鉄屋七名・古着買七名・質屋一名・古鉄買一名が確認できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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