日本歴史地名大系 「駒込青物市場」の解説 駒込青物市場こまごめあおものいちば 東京都:文京区旧本郷区地区駒込浅嘉町駒込青物市場天栄(てんえい)寺境内のさいかちの木を中心に、日光御成道沿いの駒込浅嘉(こまごめあさか)町・同天栄寺門前・同高林寺(こうりんじ)門前で開かれた青物・土物の市場。万治三年(一六六〇)に成立し、明治三四年(一九〇一)に道路拡張で高林寺境内に移転したのち、昭和一二年(一九三七)に巣鴨(すがも)に移転した。ここで取引された野菜は、田端(たばた)・西ヶ原(にしがはら)・王子(おうじ)・十条(じゆうじよう)(現北区)、志村(しむら)・板橋(現板橋区)、練馬、根岸(ねぎし)(現台東区)など、おもに日光御成道・中山道近辺の江戸近郊農村のものであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by