東京都豊島区(としまく)東部の地区。南にJR山手(やまのて)線巣鴨駅があり、それに直交して都営地下鉄三田(みた)線が通る。菅面、洲鴨、須賀茂とも書いたことから、山手台地内の侵食谷に関連した地名と考えられる。江戸時代は中山道(なかせんどう)(現、白山通り(はくさんどおり)・国道17号)沿いの花卉(かき)栽培の村として知られ、巣鴨駅北西方の真性寺(しんしょうじ)には中山道の交通安全を願う江戸六地蔵の一つが建てられた。さらに、その北方の高岩寺(こうがんじ)は1891年(明治24)下谷(したや)から移されたが、本尊はとげぬき地蔵として江戸時代から有名である。西巣鴨3丁目には庚申塚(こうしんづか)が残り、近くに大正大学がある。なお同4丁目から巣鴨5丁目には明治20年代以降に東京市内から移転した寺院が多く、振袖(ふりそで)火事(明暦(めいれき)の大火)の火元の本妙寺(ほんみょうじ)も本郷区(現、文京区)から現在の巣鴨5丁目に移っている。なお、巣鴨プリズン(東京拘置所)のあった一帯は、新住居表示により東池袋となっている。
[沢田 清]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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