デジタル大辞泉
「騒ぎ立つ」の意味・読み・例文・類語
さわぎ‐た・つ【騒ぎ立つ】
[動タ五(四)]
1 騒ぎはじめる。また、盛んに騒ぐ。「心が―・つ」「風に―・つ波」
2 騒々しく立ち去る。
「群鳥の―・ちぬるこなたより雲の空をぞ見つつながむる」〈平中・七〉
[動タ下二]「さわぎたてる」の文語形。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さわぎ‐た・つ【騒立】
- [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙
- ① やかましい音を出しながら立ち去る。さわがしく発(た)つ。
- [初出の実例]「群鳥(むらどり)のさわきたちぬるこなたより雲の空をぞ見つつながむる」(出典:平中物語(965頃)七)
- ② 大勢の者が蜂起する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ③ ( 「たつ」は接尾語 ) さわぎはじめる。また、さかんにさわぐ。
- [初出の実例]「車の人々さわきたちあゆめば、道をふさぎて更にやらねば」(出典:落窪物語(10C後)二)
- ④ ( 「たつ」は接尾語 ) 気持が落ち着きを失いはじめる。不安になってくる。
- [初出の実例]「をさをさ起きあがりなどもし給はぬをいかにおはせんと心地もさわぎたち給て」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)五)
- [ 2 ] 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙 ⇒さわぎたてる(騒立)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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