骨品制度(読み)こっぴんせいど(その他表記)Kolp'um chedo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「骨品制度」の意味・わかりやすい解説

骨品制度
こっぴんせいど
Kolp'um chedo

朝鮮新羅の身分制度。新羅では王族などを聖と真の両骨に,貴族豪族などを六,五,四,三,二,一頭品に分け,その下を平人 (農民) とする。聖骨の実在は疑問視される。これらの身分制度は婚姻官位官職授与衣服,日常用具,住居などにも適用,制限された。骨品制度は新羅の社会構成に根ざす身分秩序として,6世紀初めに制度化され,新羅時代末期まで実施された。また国王原則として真骨の人に限られ,国王を選出する和白会議の構成員も真骨の人に限られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む