高力チタン合金(読み)こうりょくチタンごうきん(その他表記)high tensile titanium alloy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高力チタン合金」の意味・わかりやすい解説

高力チタン合金
こうりょくチタンごうきん
high tensile titanium alloy

チタン比重 (4.54) は鉄の比重の 60%で,さびずしかも融点 (1725℃) が高いので,高温まで高い強度が保持される。これまでアルミニウム合金 (超ジュラルミン) が軽くて強いということで航空機材料として用いられてきたが,超高速機では飛行時の空気摩擦で 200℃以上にもなるので,強度的に不十分である。これに対し,アルミニウム・バナジウムなどを含む高力チタン合金は加工性もよく,クリープ性も良好で,疲労強さは引張強さの約 60%もあり,航空機宇宙開発の構造材料,熱交換器用の耐食材料として広く用いられている。

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