高善寺(読み)こうぜんじ

日本歴史地名大系 「高善寺」の解説

高善寺
こうぜんじ

[現在地名]協和町高寺

新義真言宗智山派、高寺山と号し、本尊聖観音。宝暦四年(一七五四)裁判帳控(秋田県庁蔵)に収める仙北高寺山縁起覚によれば、開基は養老二年(七一八)と伝えるが、「右縁起由緒と申は無御座候、承伝斗ニ申上候」とある。その後、延暦一六年(七九七)六月、坂上田村麻呂が再興したとの伝承がある。

建保六年(一二一八)四月、秋田城之介藤原朝臣景盛入道が再興し、山下やましたの地に一〇〇石を寺領として与え、慶長六年(一六〇一)まで継続されてきていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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