高山洋吉(読み)タカヤマ ヨウキチ

20世紀日本人名事典 「高山洋吉」の解説

高山 洋吉
タカヤマ ヨウキチ

昭和期の翻訳家,評論家,社会運動家 刀江書院常務。



生年
明治34(1901)年4月22日

没年
昭和50(1975)年9月7日

出生地
長野県下高井郡長丘村(現・中野市)

学歴〔年〕
東京帝大経済学部〔大正15年〕卒

経歴
東大在学中新人会に所属し、共同印刷争議などを応援する。産業労働調査所の篤志調査員として資本調査会の仕事を手伝い「労働日記」の編集にあたる。理論家として活躍するが、昭和5年に検挙され、6年保釈後共産党に入党。7年検挙され、戦後共産党に再入党した。37年刀江書院を設立、「インタナショナル」を復刊した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高山洋吉」の解説

高山洋吉 たかやま-ようきち

1901-1975 昭和時代の社会運動家。
明治34年4月22日生まれ。大正15年産業労働調査所にはいり,「インタナショナル」「産業労働時報」などに執筆。昭和6年共産党に入党。戦後,マルクス-レーニン主義文献の翻訳と紹介につとめ,37年刀江書院を設立した。昭和50年9月7日死去。74歳。長野県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高山洋吉の言及

【インタナショナル】より

…月刊。発行人は高山洋吉など。うちつづく発禁のため,事実上地下印刷された。…

※「高山洋吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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