高島秋帆邸跡(読み)たかしましゆうはんていあと

日本歴史地名大系 「高島秋帆邸跡」の解説

高島秋帆邸跡
たかしましゆうはんていあと

[現在地名]長崎市東小島町

江戸時代末期の砲術家高島秋帆の居宅跡。国指定史跡。秋帆は寛政一〇年(一七九八)長崎町年寄の高島四郎兵衛茂紀の三男として生れた。四郎大夫(のち喜平)と通称、名は茂敦、字は子厚また舜臣。高島家の居宅は長崎市中の大村おおむら町にあり、当地は文化三年(一八〇六)父が建てた別邸で、雨声うせい楼または齢松れいしよう軒などと称されていた。天保九年(一八三八)火事で本宅が類焼したので別邸に移り住んだ。秋帆は天保八年町年寄となり、同一二年諸組与力格・長崎会所調役頭取に就任。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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