高嶺朝光(読み)タカミネ チョウコウ

20世紀日本人名事典 「高嶺朝光」の解説

高嶺 朝光
タカミネ チョウコウ

大正・昭和期の実業家 元・沖縄タイムス社長。



生年
明治28(1895)年3月21日

没年
昭和52(1977)年7月4日

出生地
沖縄県那覇市首里

学歴〔年〕
慶大卒

主な受賞名〔年〕
沖縄県文化功労賞〔昭和51年〕

経歴
沖縄朝日新聞社に入り編集長となったが、昭和15年1県1紙制度施行で、既存の3紙が合併、「沖縄新報」が発足し、編集局長兼総務局長となった。20年6月の首里陥落直前まで豪の中で新聞を出し続けた。戦後、23年7月「沖縄タイムス」を創刊、編集・経営に努力、世論形成の元締めとして沖縄再建に尽くした。大正デモクラシー洗礼を受けた自由主義者としてその労作「新聞五十年」(48年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高嶺朝光」の解説

高嶺朝光 たかみね-ちょうこう

1895-1977 大正-昭和時代のジャーナリスト
明治28年3月21日生まれ。高嶺朝教長男。大正13年「沖縄朝日新聞」の記者となり,のち「沖縄新報」の総務局長,専務をつとめる。昭和23年「沖縄タイムス」を創刊し,米軍政下で住民の側にたった主張をつづけた。昭和52年7月4日死去。82歳。沖縄県出身。慶大中退。著作に「新聞五十年」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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