高座結御子神社(読み)たかくらむすぶみこじんじや

日本歴史地名大系 「高座結御子神社」の解説

高座結御子神社
たかくらむすぶみこじんじや

[現在地名]熱田区高蔵町

熱田神宮の境外摂社。祭神高倉下命。熱田神宮の北約一キロ、高蔵たかくら遺跡の中にあり、樹木が繁茂している。承和二年(八三五)高座結御子神は日割御子神・孫若御子神とともに熱田大神の「御児みこ神」であることによって名神にあずかり(続日本後紀)、「延喜式」神名帳にも「高座結御子タカクラムスヒミコ神社名神大」とある。元亀二年(一五七一)信長は当社の遷宮に際し青銅五千匹(銅銭五〇貫文)を寄付したが、その文書(今井理一氏蔵)には「熱田末社高倉宮」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android