日本歴史地名大系 「高御所村」の解説 高御所村こうごしよむら 静岡県:掛川市高御所村[現在地名]掛川市高御所小笠(おがさ)山の北西部、逆(さか)川の左岸沿いにあり、人家は北東の長谷(ながや)村に隣接した山間にある。「吾妻鏡」嘉禎四年(一二三八)二月五日条によると、将軍上洛の折に横地太郎兵衛長直を奉行として懸河(かけがわ)に御所が造られており、村名はこれにちなむという(遠江国風土記伝)。文禄二年検地高目録に村名がみえ、高四六七石余。正保郷帳では田方四二〇石余・畑方七二石余、掛川藩領、ほかに正法(しようぼう)寺領三八石・円光(えんこう)寺(ともに現曹洞宗)領一石余がある。国立史料館本元禄郷帳では掛川藩領。享和二年(一八〇二)の村明細帳(戸田家文書)では横須賀藩領二〇五石余、旗本の城領一七〇石余・近藤領一六六石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by