高架水槽(読み)こうかすいそう(英語表記)elevated water tank

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高架水槽」の意味・わかりやすい解説

高架水槽
こうかすいそう
elevated water tank

重力を用いて建築物に給水する目的で,地上に建てた高い塔の上に置かれた水槽。建築物が高くて,必要な給水圧力が得られない場合や,適当な水圧とともに適当な水量を確保するために用いられる。中高層住宅や事務所ホテルデパートなどで設置例が多い。架台鉄骨構造または鉄筋コンクリート構造にすることが多い。広義には建物屋上に置く高架水槽を含めて称することがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典 日本の地域遺産 「高架水槽」の解説

高架水槽

(熊本県菊池市泗水町吉富205-48)
菊池遺産指定の地域遺産。
鉄筋コンクリート造、全高13.56m。給水塔の最上部水槽に、1945(昭和20)年5月13日菊池飛行場の空襲時の機銃弾の跡が約30ヶ所確認された

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android